ポリシー

神楽坂は東京六花街のひとつであり、
路地裏には昔ながらの風情が色濃く残っている。
古くから続く老舗や名店は、
多くの通たちを満足させてきたことだろう。

また、東京の中心部でありながら、
新旧・和洋といった様々な表情に出会えるため
カメラを片手に散歩する人も多く見られる。

そういった注目スポットだけに、マスコミへの
露出も多いようだが、テレビを見ていても
最近は同じ店ばかりが出ているように思える。

おそらく原因のひとつに、老舗や名店の中には、
古くからの常連さんを気遣い、取材拒否の
お店が多いのではないだろうか。

そう感じるのは、先日もテレビの取材依頼が
あったのだが、まず取材が可能かを尋ねられる。

企画・内容を聞いたところ、レポーターが気になる
お店を紹介するという、ありきたりのもの
だったので丁寧にお断りをした。

私は取材嫌いではない。また、拒否をしている
わけでもない。ただ思うのは、毎日 どれ程多くの
お店が紹介されているのだろう?

その中に混ざり、単に右から左に流れるように
紹介されても意味を感じないだけである。

どうせ紹介されるのなら、いつまでも
人の心や記憶に残るような形がいい。
それは私のコーヒーに対するポリシーでもある。

コーヒーへの愛情が感じられる内容であれば、
取材は勿論、企画にも喜んで参加をさせて頂く。
その際はご一報を…。
 
 old    index   new