拘る

このアルバムはジャズを聴く人なら
誰でも知っている名盤、マイルス・デイヴィスの
カインド・オブ・ブルーである。

私はこのアルバムを、レコード3枚、CD2枚の
計5枚持っている。同じアルバムを5枚って普通に
考えると可笑しな話であるが全て音質が違うのだ。

WEBではカインド・オブ・ブルー17枚の
聴き比べをしている人もいる。

写真の一枚は1959年に発売されたオリジナルの
MONO盤である。音の密度感が素晴らしい。

中には音に拘る人に対し否定的で、
音質ではなく音楽を聴けという意見もあるが、
私は音質は大切だと思う。

大物ミュージシャンにもそう考える人が多いらしく
先日、雑誌「WIRED」のWEB版に「ニール・ヤングは
なぜMP3を嫌うか」という記事が掲載された。

その中で「スティーブ・ジョブズはデジタルの
世界ではパイオニアだったが、家ではレコードを
聴いていた」という文章が強く印象に残った。

ジョブズ自身は常にiPodの音質に不満を持ち
「良い音を知らなければ、良い製品は作れない」と
思っていたらしい。

コーヒーもどうせ味なんて分からないと、
チェーン店や量販店で満足してはいないだろうか。
良いものを知ることは決して損にはならない。
 
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