未来の音楽

前回に続きアルバムの紹介になるが
最近の愛聴盤は"H ZETT M"「未来の音楽」である。

"H ZETT M"のことはこちらを見て頂くとして
これまで"PE'Z"の"ヒイズミマサユ機"に対する
僕の印象といえば、ウキウキ、ワクワク、聴いていて
踊りだしたくなるようなタッチ(音)に魅力があり
テクニックも素晴らしく、激しいパフォーマンスをしても
安定感があるというものだった。

ところがこのアルバムを聴き少し印象が変わった。
静けさの中から立ち上がる生き生きとしたピアノの音に
"グイグイ"引き込まれる。芸術性が高い!

そして更に驚いたのは、様々な表情を見せる彼の音。
普段のアグレッシブなプレイから生み出される
弾むような楽しい音の裏側には、ピエロの涙のように
繊細で優しく、時には悲哀に満ち溢れる
豊かな感情を秘めていることが十分に伝わり、
終始その音に包み込まれる。

2枚組み26曲、約100分というソロアルバムなのだが
適度な緊張感を保ちつつ色々と語りかけてくるため、
最後まで飽きることがない。
久々に聴き応えがある一枚に出会い胸が熱くなった。

最近の聴き流し音楽ではなく、音楽から何かを
得たい、感じたいと思っている人にはお薦めです。
 
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