談、あろま

第二十八話 「11周年です!」
皆様、こんにちは。

ダンアロマは無事に11周年を迎えることが出来ました。これもダンアロマを愛し支えて下さった皆さまのおかげと心より感謝しております。

11周年ということで2月5日〜2月8日まで、久しぶりにカウンターに立ち珈琲を淹れましたが、本当に沢山の方々にご来店いただき、特に週末に至っては、ほぼ常時満席という素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。

11周年はこれまでの10年とは違い、新たなスタートを切った、新スタッフになっての1周年でもあります。

引き継いだ当初は若干の不安もありましたが、今回、数日間一緒に働き、思った以上に成長し頑張ってくれている姿に安心しました。

また、彼達になってからの新しいお客様も増え、ダンアロマは地道ですが確実に進化しているように感じました。

珈琲を淹れる事は簡単です。珈琲メーカーでも、ペーパードリップでもサイホンでも、ちょっとしたコツをつかめば誰でも上手に淹れることが出来ます。

しかし、それはご自分で飲む場合に限っての事です。
お客様に提供し代金を頂戴する以上、その程度ではプロのカウンターマンとは呼べません。ましてやダンアロマの技術士となれば尚更です。

引継ぎ時、スタッフ達も幾度となく練習をし、ある程度の珈琲は淹れられるようになりました。取りあえず形にはなったという感じでしょうか。

その後は向上心次第です。とにかく美味しい珈琲を提供したいという思いが大切です。その思いはお客様にも伝わります。

今回、一緒にいて、その思いを失っていないことが十分に感じられ嬉しく思いました。

実際、彼達にはその辺りの珈琲屋と比べても十分すぎる、いやそれ以上の実力はあると思います。私が任せているのですから。
では、もう大丈夫かというとそういう訳にも行かないのが難しいところです。

最近、お客様に私と比較して「1年か、10年かの違いだね〜」と言われたそうです。

彼らも90点以上、時には100点に近い珈琲を淹れられることがあると思いますが、私とではその確率が大きく異なります。これは経験の差とでも言いましょうか。

それはそうです、私はこれまでに何十万杯の珈琲を淹れたでしょうか?そして、その全データがインプットされています。

豆の様子、挽き具合、湯温、抽出機(ネル、ポット)の状態、その日の水、天気、気温、湿度など、全てのバランスの上で成り立っています。時には、お客様の健康状態、お食事は何を召し上がって来られたかまで考えることもあります。

数字では図れないもの、これはなかなか伝えるえることが出来ません。

先ほどもお話しましたように、美味しい珈琲を淹れることはそれほど難しくありません。習うより慣れろで、練習すれば誰でもあるレベル以上にはなります。

しかしダンアロマの看板に恥じない、お客様に胸を張って提供できる珈琲を常に淹れ続けられるかというと話は変わってきます。

ダンアロマの珈琲は生きています。
生きているものを相手にしている以上、いくら計算をしても必ずイレギュラーは起きます。豆を始め色々なものが常に変化しているからです。

一滴ずつドリップしながら豆と対話し、その想定外の事態にも素早く修正を掛け、たった一杯の珈琲を淹れる数分間に、ダンアロマの最高の一杯としてまとめ上げてゆく、それは実際に経験し、積み上げて行くしかないのです。

ちょっと話は違いますが、スーパーコンピュータが計算した天気予報より
漁師さん、お百姓さんの方が当たると言われたり、定年間近のパイロットが、若手に危機回避を教える苦労話に似ている気がします。

そして経験と同じく大切なもの、それはお客様からの言葉です。
上達には、これが一番の特効薬かも知れません。

時には厳しく、またある時は、励まし育てていただきたいと思います。
でも、泣かない程度にお願いします。(^_^;)

私も若いころは胃薬が手放せませんでした。それは決して私の珈琲が不味かったのではなく、たまたま厳しいお客様が多かったからです、、、?

それに関連しますが、江戸時代には次のような文化があったそうです。

ある有名な料理屋のオヤジさんがよく言うことらしいのですが
「美味しいなと思ったら褒めなきゃならない」

昔は美味しいと思ったらお客さんが料金とは別にお金を包んだそうです。

料理人はお客様に評価されるということで自信がついてきます。そういうことって大事だと思います。つまり料理人はお客さんが育てるのです。

単に味覚だけではなく、経験、教養、社会的地位などは舌に出ます。こういう舌をお持ちのお客様に、どうすれば喜んで頂けるかと料理人は一生懸命考えます。

そうして美味しい料理は生まれるのです。しかも季節、素材によって変化する微妙な味の違いまでも腕のいい料理人というのは感じさせないそうです。

ただし、今ではこんな料理人は減ってきたとのことです。それは料理人を育てられる「粋なお客様」が減ったのかも知れませんね。

そう、そんな「粋なお客様!」
まさに今のダンアロマのスタッフに必要なものです。
何がって、、、そう、チップです!生活掛かってますから〜!(笑)
すみません、調子に乗りました。m(__)m

まあ、冗談は置いといて、、、
上記のように、目黒店(都立大学)は安定してきました。それは嬉しいことですが、皆さまにもご心配いただいております新店舗がなかなか決まりません。

今、こういった不景気な世の中ですので、かなり慎重になっているというのもあります。この新店舗探しは動きがあれば随時お知らせして行きますので、もうしばらくお待ち下さい。

最後に良いニュースです。

3月に目黒店に新しい焙煎機が入ります!
ホント素晴らしい焙煎機です(特に値段が)。いや、味ですよ、味!

ロット(容量)も大きくなり、今後は、卸、業販にも力を入れて行きますので、興味のある方はご一報下さい。
勿論、納品量により価格も相談させていただきます。

今お読みいただいている、そこの社長さま〜。
会社で美味し〜いダンアロマの珈琲が飲めますよ〜。

良い珈琲が出すアロマは脳が活性化し、仕事がバリバリはかどります!会社の業績アップ間違いなし!
もうユ○○ットを飲んでる場合ではありません!

その上、メタボや、あんな効果、こんな効果にまで、、、
いや、やめておきます。あまり効果効能を口にすると最近は色々突っ込まれますので、こればかりは、ぜひ体験されてください。

では、これからもダンアロマは頑張ります!100周年を目指してー!
大きく出ましたが、気持ちは前向き!ということでお許し下さい。
今後とも、ダンアロマを宜しくお願いいたします。

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