談、あろま

第十八話 「美味しい珈琲の淹れ方」
皆様こんにちは、前回のマスターひとりごと「本当のハワイコナ飲んでますか?」は反響が大きく、(まだ読んでない方はバックナンバーを見てね)「そういう事だったのか!」と言う方や「良く見てみると、うちのコナにも小さくブレンドって書いてあった〜」または「コナとはいえ、普通のコーヒーがこんなバニラのように甘い香りがするのかな〜?って思っていたけど納得した」などたくさんのメールを頂戴しました。

その中に「では、良いコナを手に入れたとき、そのコナを美味しく飲むにはどうすればよいのですか?」というメールを戴き、前々から「コーヒーの淹れ方を教えて下さい」と言われていましたので、今回はその「美味しいコーヒーの淹れ方」についてお話ししましょう。

珈琲屋が語る、美味しい珈琲の淹れ方の秘密!

この文章を読んで下さっている方にだけ、そ〜っとお教え致しましょう。「コーヒーを美味しく淹れる方法!」それは、、、一言!「美味しい珈琲豆を買いましょ〜う!」

「な〜んだ、それだけか、そんな事はわかっている。もったいぶるな、もっといろいろ教えろー!」という声が聞こえてきそうですが、これが一番大切なのです。一般の方々が美味しく淹れる方法としてはもっとも有効なことです。

料理の世界でもそうだと思いますが、どんなに腕のいい料理人でも素材が悪ければ、美味しいものは作れません。珈琲も同じです。いや珈琲の場合、後で味付けをするわけでないので、なおさらごまかせないと思います。(後から加えるものといえば、普通はミルクとお砂糖くらいですから)私といえども、ダメな珈琲豆で美味しい珈琲を淹れることは出来ないでしょう。

逆に言うと、美味しい珈琲豆であれば、コーヒーメーカーで淹れても、その辺りにある、何もこだわっていない、普通の喫茶店より、ずっと美味しい珈琲を淹れることができると思います。

私の考えですが、珈琲の味を10とすれば、7は豆で決まります。残りの3に、焼き方、保存の仕方、挽き方、淹れ方、提供の仕方、などが詰まっていて、私たちプロの仕事というのは、7の豆をすこしでも10に近づけるように頑張ることだと思います。

では、その美味しい珈琲豆はどこで手に入るのでしょうか?

それは皆様の近くで「良い自家焙煎屋」さんを見つけて下さい。「良い」というのは、焼いてから約一週間以内の新鮮な豆をわけてくれる所です。

珈琲豆の賞味期限は、豆の状態で約三週間です。挽いて、粉にしてしまうと三日程度です。焼いてから一週間程度の豆であれば、賞味期限まで残り約二週間あります。だいたい一袋買っても飲みきることができるでしょう。

ここで、勘違いされると困るのですが、「自家焙煎屋」さんならば必ず新鮮な豆を扱っているとは限りません。いつ頃焙煎したものか尋ねたときに、きちんと答えてくれるところを見つけて下さい。
(それから鮮度のことを中心にお話していますが、勿論、品質の良い豆であることが前提です。日本は良い豆が入ってきていますので、よほどディスカウントされたものでない限り、大丈夫だと思いますが、、、。)

デパートやスーパーで扱っている豆は、どんなに忙しく回転している店であっても、まず日にちが経っていると思って良いでしょう。特に、密閉された缶に入っている真空状態のもの、これも新鮮そうに見えますが、鮮度を求めるのであれば、まず避けて下さい。新鮮な珈琲豆はどんどん炭酸ガスを放出しています。それを密閉することはできません。密閉しても平気ということは、もうガスも、なにも出ない古い状態の豆ということです。

とにかく新鮮な豆を手に入れなくては、その後の保存も何もあったものではありません。古い豆を大切に保存しても古いものは古いのです。新鮮な豆を上手に保存し、早めに飲みきる。これが美味しい珈琲の秘訣です。

新鮮な豆を手に入れたら、次は保存、淹れ方のポイントに進みますが、ここから先は、次回にさせて頂きます。では、またお会い致しましょう。

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