談、あろま

第十七話 「本当のハワイコナ飲んでますか?」
皆様こんにちは、毎日たくさんの、ご注文、ご質問のメール、またプレゼントへのご応募、本当にありがとうございます。その頂戴するメールの中で、最近よく目にするものに「ハワイコナ」という珈琲についてのご意見やご質問があります。

その内容は「コナの甘〜い香りが大好き」という方がいれば「コナのあの甘ったるい香りが嫌いだ」という方、また「ハワイのお土産で100%のコナを戴くのだけど何か美味しくなくて、、、」といったものまで色々です。そして、その中にはどうも「コナについて勘違いをされているかな?」と思うものもあります。そこで今回はこの「ハワイコナ」についてお話しをしてみましょう。

皆様は、本当の「ハワイコナ」を飲まれていますか?

「あたりまえだ、ハワイから直接、コナを買ってきている」「コナはコナでしょう。他に何があるの?」「珈琲屋さんでコナとして売られているものだから間違い無いでしょう?」といった答えが返ってきそうですが、、、ちょっと待ってください。意外と、これまで「コナ」だと思っていたものが、少々違っているかもしれませんよ。

では「ハワイコナ」という豆の基本からお話し致しましょう。

「ハワイコナ」の生産地は、その名の通りハワイ島のコナ地区で、アメリカ合衆国の州で唯一のコーヒー生産地です。見た目は大粒で良く整った平形の豆で、味の特徴としては、強い酸味をもっています。収穫量が少なく、ほとんどがアメリカ国内のレストラン、高級ホテルで消費されるのですが、日本にも全生産量の約30%弱が輸入されています。

珈琲について、少し詳しい方ならば耳にされたことがあると思いますが、「コナ」を語る上で忘れてならないものに「オールドコナ」と呼ばれるものがあります。

「オールドコナ」とは生豆の状態で数年間(場合によっては十数年以上)エイジングをして(寝かせること)「コナ」の特徴であるやや強い酸味を飛ばし、まろやかにしたものです。

しかし今となっては、ただでさえ収穫量の少ない「コナ」です。寝かしている暇なんてありません。つまり酸味の強い当年もの(ニュークロップ)がほとんどで、コーヒーマニアの憧れ、「オールドコナ」はほとんど手に入らなくなりました。

ということは、一般に流通している「コナ」は酸味が強い豆ということになります。ではその酸味をどうすれば減らすことができるか?一番簡単な方法としては、深く焼いてやるのですね。珈琲豆は、焼けば焼くほど酸味が飛ぶ(炭化する=中身が希薄)というお話しは前に致しました。(バックナンバー十四話〜十六話を見てね)

でも焼けば焼くほど酸味は消えるのですが、「コナ」の香りは、スモーキーな焦げ臭い香りになってしまいます。そこでどうするか、、、なんと甘い香りを後から付けるのです。そうなんです、甘い香りは「コナ」自身のものではなかったのですね。深く焼いているので、味は苦味が前面にでているのですが、香りは妙に甘いといった変な珈琲に仕上がってしまいます。

では次に、深く焼いていないのに、酸味も強くなく、甘い香りがするといった場合をお話ししましょう。

ハワイに「マカデミアン コナ」という有名な豆が売っていますが、これがこの場合の代表的なものになると思います。これには「コナ」と名前がついているものの、なんと「コナ」は僅かしか含まれていません。殆ど違う豆です。
100%ピュアな「コナ」ですと酸味が強すぎるからだと言っていますが、ちょっと少なすぎという気もします。(きっとその方がコスト的にみてもよいからでしょう)

もちろんこれも「コナ」の香りがするわけもなく、後でマカデミアナッツの甘い香りをつけてごまかしています。一般的に安い値段で売られている「コナ」及び「コナブレンド」とよばれるものは大体この程度のものでしょう。最近は美味しい100%の「コナ」はほとんど見られなくなってきました。

はじめに私が”皆様は、本当の「ハワイコナ」を飲まれていますか?”といった訳が分かって頂けたと思います。自家焙煎の珈琲屋さんの中にも「コナ」を扱わなくなったところが増えてきました。私も過去に「仕入れは高い、酸味は強い、どうしよう、いっそやめようか」と悩んだことがありました。でも私自身「コナ」が好きですので頑張っています。やはり焙煎は難しいですね。

酸味をうまくおさえた本当の「コナ」は決して「甘ったる〜く」はありません。品のあるほのかな甘い香りと優雅なコクがあります。ダンアロマの「コナ」はもちろん100%ピュアですよ。一度お試しあれ、、、。

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